interview04

技術力の
スタート地点は、
人間力。

加藤 森
技能職社員(建築)
2024年入社 青森県立青森工業高校卒

モノをつくる楽しさを、
仕事にしたかった。

小さい頃、兄弟三人で父親の日曜大工を手伝っていた経験が自分の原点になったように思います。ホームセンターで買った木材をノコギリで切ったり、釘を打ったり。当時つくったのは簡単な椅子やテーブルでしたが、モノをつくる楽しさを知り、こんな仕事ができたら良いなと漠然と考えていました。大崎建設を知ったのは、高校のバスケットボール部の先輩が入社したと聞いたから。自分も建設業に進むつもりだったので話を聞き、建築・土木の両分野を経験できること、大規模な現場に携われることなどを教えてもらいました。入社の最大の決め手になったのは、現場見学会で実際の工事現場を見せてもらったことです。芝浦に建設中の高層ビル。地元では見たことのないような巨大なビルがそびえ立つ姿を目の当たりにし、自分もこんな建物をつくりたいと胸が躍りました。

基幹技能(建築)の現場

現場のプロから学ぶ日々。

入社後、研修期間を経て配属されたのは、大手町の常盤橋プロジェクト。高さ385mの超高層ビル『TOKYO TORCH Torch Tower』の施工現場です。入社前の現場見学会で「大きな現場に携わりたい」という想いを強くした自分にとって、願ってもない配属でした。しかし、ワクワクしながら現場に入ったものの、最初は分からないことだらけ。コンクリート打設から任せてもらいましたが、当然ながら作業の進め方も分からないし、先輩や職人さんが口にする用語すら分からない。それでも、“分からないことはすぐに聞く”ことを心がけているうちに、次第に自分一人でできることが増えていきました。大崎建設の先輩たちも、職人さんたちも、こちらから質問すれば何でも快く教えてくれます。現場のさまざまなプロフェッショナルの皆さんから知識や技術を吸収し、着実に成長を実感できる毎日を送っています。

基幹技能(建築)の現場

基礎が何より大切。
人も、工事も。

大崎建設では、入社すると最初に「凡事徹底」という言葉を教わります。分からないことをそのままにしない。時間を守る。挨拶や返事をしっかりする…。どれも専門技能以前の話ですが、その大切さは現場に出てから強く実感しています。現場での専門的な技術は奥が深く、1年や2年で完璧に習得できるものではありません。だからこそ大事なのは、周囲の先輩方から「教えてあげたい」「育ててあげたい」と思ってもらえるかどうか。そのために、人としての基本的な姿勢が欠かせないと思うのです。基礎工事なしでは建物を建てられないのと同じように、人間的な基礎の上にこそ、この仕事のプロとしての技術やノウハウは積み上がっていくはず。これからも現場で、技術とともに、自分という人間を磨いていけたらと思っています。

基幹技能(建築)の現場