interview03

細部へのこだわりが、
大きな信頼に
つながる。

田中 翼
技能職社員(土木)
2023年入社 東京都立総合工科高校卒

先輩の背中に憧れて。

高校では都市工学について学んでいました。もともと「建設がやりたい!」と強く思ってその高校を選んだわけではないのですが、授業や実習を通して学ぶうちに、建設業は社会全体を支える大きな意義のある仕事だと感じるようになったんです。大崎建設を知ったのは、就職活動の時期を迎えた高校3年の春。担任の先生から紹介されたことがきっかけでした。会社の名前も、どんな仕事をしているのかも知りませんでしたが、現場見学に参加して工事のスケールの壮大さを肌で感じました。職長を務めていた先輩社員が現場の案内をしてくれたのですが、その背中がかっこよくて。いつか自分も、こんな大きい現場を背負えるようになりたい。そう強く思い、大崎建設への入社を決めました。

基幹技能(土木)の現場

品質に妥協は許されない。

入社したあと、ローテーションで建築・土木両方の色々な現場を経験しました。現在はシールドトンネルの施工現場で、トンネル内の「側壁」という部分のコンクリート打設を担当しています。作業用の台車に乗ってトンネル内を移動しながら、設置した型枠内にコンクリートを打ち込み、締固めていく作業(※)です。配属された当初驚いたのが、求められる品質水準の高さ。ひとつの区間の作業が終わるごとに品質チェックが行われるのですが、コンクリートに気泡一つ入っているだけでも不適格となってしまいます。高い品質水準をクリアするのは大変ですが、その期待に応えつづけてきた先輩たちの技能・技術や姿勢が、今の大崎建設への信頼につながっているのだと実感しています。

(※)コンクリートを型枠内に投入する行為を「打ち込み」、打ち込みの時に混入した気泡などを振動工具などで除去して、コンクリートを隅々まで行き渡らせて高密度にする行為を「締固め」という。

基幹技能(土木)の現場

大きな現場の先頭で
活躍したい。

重い機械を持ちながら、品質の細部までこだわり抜いて工事を進める。長いトンネル内には数kmに渡って、自分たちがつくった側壁が続いています。大変なことも多いですが、仕事の成果が明確にカタチとして残ることに充実感や手応えを感じます。自分の仕事がこの先何十年に渡って残り続けて、人の暮らしや社会を支えていく。そう考えると、疲れたときもひと踏ん張りできるような気がしますね。直近の目標は、もっと色々な技術を学んだり、資格を取得したりしながら、できる仕事を増やしていくこと。そしていつか、現場見学のときに憧れた先輩のように、自分も職長として大きな仕事を率いる立場で活躍したいと思います。

基幹技能(土木)の現場
※2025年3月時点の情報です