大きな責任が、
自分を
成長させてくれる。
- 石山 翔一朗
- 技術職社員(土木)
- 2023年入社 中央工学校卒
父の背中を見て、
建設業界へ。
父が大工をしていたこともあり、建設業には小さい頃から興味がありました。父の車に乗ると、運転しながら道路沿いの建物を指して「お父さんが作ったんだよ」と誇らしげに言っていた姿をよく覚えています。その背中を追うように専門学校で土木を学び、大崎建設へ入社。当初はゼネコンへの就職も考えましたが、より実際のモノづくりに近いところで働きたいと考えて大崎建設を選びました。入社後に配属され、現在も担当しているのが、シールドトンネルの施工現場。東京外環道という首都圏の大動脈をつなぐ巨大なトンネル工事の一部に施工管理として参加しています。長いトンネル内にコンクリートの壁をつくる工事の管理を行っています。

現場のプロへ、一歩一歩。
トンネルの幅は約16m。その端から端に架けた巨大な台車に乗り、少しずつ移動しながらコンクリート打設の作業は進められます。トンネル内に台車用のレールを設置し、コンクリートを流し込む型枠を組み立て、ポンプ車から生コンクリートを圧送する。その一連の作業すべてが大崎建設の担当です。生コンクリートはとても繊細な材料。ポンプ車から数百mのパイプを通って打設場所まで送り込まれるのですが、その過程の中でも変質してしまうことがあります。型枠に流し込まれる生コンクリートの様子をよく観察し、空気量や薬剤の量を調整して品質をコントロールする必要があります。最初の頃は、先輩が「今日の生コンは硬いね」などと言っていても、その差が全く分からなかったのですが、経験を重ねる中で少しずつ違いが分かるようになっていきました。マニュアル化できない微妙な感覚の世界ですが、コンクリートのプロとして最初に身につけなければいけないスキルの一つです。

責任重大。
だから、面白い。
施工管理は、担当する工事全体の責任を負う重要なポジションです。品質はもちろんのこと、スケジュールや安全管理も行います。作業前に入念に段取りを考えますが、工事には不測の事態がつきもの。その際にどう対処し、どう現場を動かすか。現場では多くの建設会社が同時に作業しているため、自分の判断が他社の作業にも影響を与える可能性があります。大きなプレッシャーを感じることもありますが、その分、ひとつの工事を終えた時の達成感や喜びは格別ですね。大崎建設は、若手にも大きな責任を持たせてくれます。大変なことも多いですが、だからこそ、工事のプロとして多くの経験を積み、成長できる環境だと思います。このトンネルができる頃、自分はどんな施工管理者になっているだろうか。未来の自分に想いを馳せながら、現場に向かう毎日です。
